平成15年(2003年)4月、日本自動車工業会と石油連盟は、ディーゼルエンジンの排出ガス低減対策とその普及を目的に「DH-2」と共に「DL-1」ガイドラインを設定し、(社)自動車技術会は新たな規格を設けました。ディーゼルエンジンから排出される粒子状物質(PM)、窒素酸化物は大気汚染の原因のひとつとされ、最新のディーゼル車にはPMを取り除くDPF(Diesel Particulate Filter)装置が装着されています。DPF装置は、フィルターで捕集したPMを熱により酸化させて取り除きますが、従来のディーゼルオイルでは、オイル中の金属系の添加剤が燃焼後に「灰分」となってフィルターの目詰まりを引き起こし、DPF装置の性能、燃費や出力の低下に繋がります。KEYSTONE CLEAN DIESEL 5W-30 DL-1は、DPF装置を搭載したディーゼル車に対応する低灰分を特徴とするディーゼルエンジンオイルです。




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特長
★JASO(自動車技術会)の最新規格に適合
KEYSTONE CLEAN DIESEL 5W-30 DL-1は、最新のディーゼルエンジンオイル規格DL-1規格を取得したオイルです。
★DPF(Diesel Particulate Filter)の性能維持
KEYSTONE CLEAN DIESEL 5W-30 DL-1は、DPFの目詰まりの原因となる硫酸灰分の生成を低減させ、排出カーボンの分散性を高めるため、配合添加剤を最適化することにより、DPF耐久性の向上、大気汚染防止に配慮したエンジンオイルです。
★DL-1 オイル交換上の注意
KEYSTONE CLEAN DIESEL 5W-30 DL-1は、他の規格オイルとは規格項目(数値)が異なります。
KEYSTONE CLEAN DIESEL 5W-30 DL-1をDL-1指定車以外に用いた場合には故障の原因となります。
オイル交換を行う車両の指定オイル規格を取扱説明書等で確認した上で、交換を行ってください。
代表性状
測定項目 |
代表性状 |
密度 |
(15℃) |
g/cm3 |
0.854 |
外観 |
(ASTM) |
|
L4.0 |
引火点 |
(COC) |
℃ |
228 |
流動点 |
|
℃ |
-30.0 |
粘度 |
(-30℃) |
mPa・s |
4750 |
動粘度 |
( 40℃) |
mm2/s |
55.0 |
(100℃) |
mm2/s |
9.73 |
粘度指数 |
|
|
163 |
塩基価 |
(PCA) |
mgKOH/g |
3.78 |
硫酸灰分 |
|
mass% |
0.48 |
泡立ち試験 |
(seqII) |
ml |
0/0 |
※代表性状値は、製品の改定により、予告せずに変る場合があります。(2008年7月3日)